虐待に関心がない?

できることを
できる時に『誠意いっぱい、精一杯』
万木 豊です(第267号)

午前中は小雨
午後は時折激しい雨に見舞われました。

雨の後は虹の出やすい街を
象徴するかのようなこの虹^^
そしてこの青空と陽射しが訪れました。

明日は天候回復するかな・・・

今回は議決案件や条例案件以外に
意見書と決議についてをアップします。

まず昨日の最終日に取り上げられた
『意見書第6号 児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書』案
についてです。
以下全文です。

今般、東京都目黒区で両親から虐待を受け女児が死亡するという痛ましい事件が発生した。
このような虐待事案は、近年、急増しており、平成28年度全国の児童相談所に寄せられた
児童虐待相談件数は12万件を超え、5年前と比べると倍増している。
こうした事態を重く受け止め、政府は平成28・29年と連続して児童福祉法等を改正し
児童虐待防止対策を強化してきた。
しかし、今回の事案は、児童相談所が関与していたにも
かかわらず、虐待から救うことができなかった。
虐待から子どもの命を守るためには、子どもの異変に早期に気づき、虐待の芽を摘むこと
が何よりも重要であり、そのためには児童相談所のみならず関係機関や民間団体等が協働
し、虐待の防止に取り組むことが必要である。
よって、政府においては、こうした痛ましい事件が二度と繰り返されないためにも、児童
虐待防止対策のさらなる強化に向け、下記の事項に取り組むことを強く求める。

1 平成28年度に政府が策定した「児童相談所強化プラン」を拡充し、市町村における児
童虐待防止体制の強化や中核市・特別区への児童相談所の設置も加えた児童虐待防止体
制を強化するプランを新たに策定するとともに、地方交付税措置を含めた必要な財源措
置を速やかに講ずること。
2 子どもの問題を児童相談所に一極集中させている現状を改めること。具体的には、児童
相談所と市町村の役割分担(市町の負担が大きくならないような分担)をさらに明確にす
るとともに、施設やNPO等民間機関・団体や他の行政機関等との連携を強化して役割分
担・協働を加速する「児童相談体制改革」を行うこと。
3 児童相談所間および児童相談所と市町村の情報共有については、仮に転居があったと
しても、危機感や支援状況が確実かつ迅速に引き継げるよう、引継ぎの全国共通ルールを
定めるとともに、全国からアクセスできるシステムを整備すること。また、児童相談所と
警察との情報共有については、必要な情報がタイムリーかつ確実に共有できるようにす
るとともに、適切かつ効果的に情報共有できるシステムを新たに構築すること。
4 保育所や幼稚園・学校と情報共有を図ること。いじめ防止対策と同様、小中学校の校務
分掌に虐待対応を位置づけ、対応する組織を明確化するとともに、SSWを中心とした学
校における虐待対応体制を整備すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

提出先
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣
文部科学大臣、総務大臣、国家公安委員長 あて

何と驚くことにこの意見書に
反対する議員が三名もいました。
東京目黒区で船戸結愛ちゃん(5歳)が
虐待死に追いやられた衝撃の事件。
犯人は父親と母親でした・・・
5歳の結愛ちゃんは平仮名で
「きょうよりも あしたは
もっとできるようにするから
おねがいゆるして
ゆるしてください」

そう書いたそうです><
こんな事件をなくそうとするこの意見書に
反対する理由は何なんのでしょうか?
もし文言に不具合等があるようでしたら
修正も可能なのですから。
このブログでの公開は控えておきますが
次号の議会だよりで
反対された三名がわかります。

児童虐待を無くそうと
何度も一般質問で取り上げ

オレンジリボンを掲げてきた
自分にとって凄くショックを受けました。
虐待に関心がない人などいないはず・・・
そう今でも信じています。

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