13日の一般質問の詳細。その2!!

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できることをできる時に『誠意いっぱい、精一杯』

万木 豊です(第162号)

13日の一般質問の詳細。その2!!

2つめはいじめ、不登校、虐待相談のLINE相談窓口を! です。

以下質問

スマートフォンの普及等に伴い、若年層が用いるコミュニケーション手段は、確実に電話から SNS に移行しています。そのため、従来の電話やメールによる相談に加え、チャットやSNSなどスマートフォンからのキャラクタベースの相談に対応できる体制を構築していかなければなりません。相談内容は、いじめや不登校、児童虐待等多岐にわたりますが、今回は特にいじめと虐待について LINE を使った相談窓口についての質問とさせていただきます。LINE を使った中高生からの相談に乗る自治体の取り組みが、予想をはるかに超える成果を上げています。長野県教育委員会の発表では LINE による相談事業の実績によると、昨年 9 月 10~23 日の 2 週間の夕方から夜にかけ、悩み相談を受け付けたところ、2 週間で1579 件のアクセスがあったといいます。時間外のアクセスを含めると約 3500 件とのこと。前年度1年間の電話相談 259 件を軽く上回る数字です。LINE 相談を始めたきっかけは、全国一高い未成年の自殺率を低くするために、早い段階でいじめに悩んでいる中高生に繋がりたいという県教委の思いがあったとお聞きしました。お隣の大津市でも昨年 11 月に中学校 3 校を対象にスタートし、1 月末で 18 校すべてが対象になったとのことでした。4 月~5 月にかけての相談件数は 40 件、人数は 29 人。また三重県では中 1、高 1 を対象に LINE 相談窓口を開設したところ、中 1 は 2 週間で100 件、高 1 は 2 週間で 65 件の相談があったそうです。ちなみに電話相談は中 1 で年間 6件、高 1 で 24 件。このように電話相談より明らかに LINE 相談の方が利用されている実績があります。この数字を見聞きすれば LINE 相談窓口を開設すべきと思いますが教育委員会の見解を問う。
また、急増する児童虐待の通報や相談は現在、24時間体制の全国共通ダイヤル189がメインで電話をかけると、全国に約200カ所ある児童相談所のうち、近隣の児相につながる仕組みとなっています。厚労省のまとめによると、全国の児相が対応した児童虐待は平成27年度に初めて10万件を超えています。しかし、虐待児童本人からは930件で、全通報件数のわずか1%に満たないのが現状。低年齢で電話が使えないか、電話で話しにくい環境に置かれていることが原因とのこと。こちらでは LINE による成果等データは入手していませんが、いじめ、不登校同様、児童虐待の LINE 相談窓口を開設すべきと考えるが如何か。

1.いじめのLINE相談窓口を開設すべきと思うが如何か の問に執行部の答弁は

文部科学省が設置するいじめ防止対策協議会がまとめた『SNSを活用した相談体制の構築に関する当面の考え方《最終報告》』において、いじめを含む、様々な悩みを抱える児童生徒に対する相談体制については、相談に係る多様な選択肢を用意し、問題の深刻化を未然に防止することが必要であり、SNS等を活用した相談体制の構築も、その中の一つとして指摘しています。

また、報告書には、長野県の試行結果が示されており、若年層が日頃使い慣れているコミュニケーション手段を用いることで、子どもたちに潜んでいた『相談したい気持ち』を掘り起こす効果があり、大幅な相談件数の増加につながったという成果がある一方、「共感・寄り添い」を伝えることが難しく、相談技法やコストなどについて検証していく必要がある等の課題も報告されています。

現在、文部科学省では、SNSを活用した相談体制の構築について、今年度以降、全国の都道府県や指定都市を中心に、25カ所で実施される事業の結果を検証することとしており、都道府県の枠組みを超えるような広域的な相談体制の構築も含め、全国展開についての調査研究をはじめたところでございます。

市といたしましても、その結果等を注視しながら、SNS等を活用した相談窓口の開設について研究を進めてまいりたいと考えております。

2.児童虐待のLINE相談窓口を開設すべきと考えるか如何か の問に

若者等に身近なLINEなどのSNSを活用した取り組みにつきましては、有益なこともあるかと思いますが、反面、セキュリティーやプライバシー保護の面での課題、虐待相談は緊急性がある場合が多いため、LINE相談窓口の相談員を確保し、24時間対応ができる体制等が必要になるということ、また、メールでは、やりとりに時間がかかるため、ケガを確認したり、生命に危険があるなど、危険性や緊急性がある場合には、直接警察へ、子どもを加害者から引き離す必要がある場合には、児童相談所へ従来どおり電話等による通報・通告をすることが必要になるということが考えられます。

こうした中で、厚生労働省では、SNS(LINEなど)からの虐待の通報や相談を受け付ける仕組みづくりについて検討されているところでございます。

これらの状況も踏まえ、教育委員会とも連携し、他市の状況等につきましても勘案させていただき、調査研究して参りたいと考えております。

(再質問)

ライン窓口に一本化をしてくださいというものではありません。189が当然ありますし、ケガあるいはひどい場合は警察への通報も考えられる事態でありますし、189は24時間だと思います。そちらに通報していただく。ただ、電話するまでもなく、例えば近所に泣き声がしているというような場合に、LINEで相談しようかという若いご夫婦、世帯がたくさんおられるのではないかと思っています。全てラインでとは思っていません。その辺を答弁お願いします。の問に
お答えいたします。

特に児童虐待につきましては、相談窓口が増えるということは児童虐待に対応していく上で有効であると考えております。しかしながら一自治体としての取り組みの効率性を考えた時に、議員もおっしゃられておられます児童虐待における24時間体制の相談窓口、全国共通ダイヤルである189(いちはやく)でございますけれど、同じように全国的な取り組みが必要ではないかと考えているところでございます。以上でございます。

再々質問もありましたが割愛しています。詳しくは議会広報誌や会派広報誌、今後発行予定の個人広報誌をご覧になってください。よろしくお願い致します。

3日間に及ぶ一般質問終了しました。その後は議員全員協議会が開催され執行部から報告あり。全員協議会終了後は
会派にて以前から気になっていた、しんあさひ風車村跡地に整備されているグランピング施設を現場視察。

現時点での進捗状況等を確認させて頂きました。7月末には、滞在型のグランピング施設としてご利用いただけるとともに、市民が憩えるスペースや観光情報の発信、またビワイチ推進の拠点なる施設として生まれ変わります。なかなか期待のもてる施設だと感じました。

来週から各常任委員会が開催されます。

毎年・恒例の囲む会を開催させて頂きます。こちらからでも受付OKです

TEL0740361234 FAX0740361367 mail:[email protected] 皆様のご参加をお待ちしています。

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